** 待ち時間はあっという間に過ぎていった。 何かを話すわけでもないのに、何となく安心できる空気感だった。 「あっ!!」 ハートのゴンドラだ! 「冷!ハートだよ!」 私たち上手く行くんだ! 早く乗りたくて冷の手を引っ張って乗り込む。 「……よかったな」 ハートのゴンドラは、他のゴンドラと違って席が向かい合わせになってない。 隣同士。 観覧車だから、狭いし、かなりの密着具合だ。 ドキドキする…。 「………緊張する」 こんなに胸がドキドキすることを経験するとは思わなかった。