冷愛冷涙-Reiai Reirui-

冷はそう言ってから、助手席のドアを開けてくれた。


「ありがと」


冷、私が席に乗り込むと、外からドアを閉めてくれて、反対側に回って運転席に乗り込んできた。


そういう優しさが嬉しい。


本人は何も意識してなさそうな優しさで、冷の性格が滲み出てる優しさだから。


「じゃあ行くか」


「うん!」


今日のデートプランは、まずは遊園地に行って観覧車に乗る。


で、悠里おすすめの駅前をブラブラ。


6時には病院に帰ることになってる。


「何で観覧車のためだけに遊園地行くわけ?」


冷は、かなり冷めた口調で言う。


付き合ってくれるだけマシだよね。


「観覧車のゴンドラに、1つだけハート型のがあるの。それに乗れたカップルは上手くいくって話があるんだよね。だから賭け!」


確率は20分の1。