冷愛冷涙-Reiai Reirui-

冷が誘ってくれたのは意外だった。


まだ冷めたイメージが残ってるのかもしれない。


「もう帰れよ。送ってく」


看護師さんから言われてる。


学校帰りは寄り道しないで帰ってきなさいって。


だからあまりに遅いと疑われちゃう。


「ありがと」


冷の部屋を出ると、リビングで絵莉花さんがくつろいでいた。


……あのロフト、今は絵莉花さんが使ってるんだろうな……。


「あれ?愛ちゃんもう帰るの?」


私が病気だと知ってるのは家族と学校、そして冷だけ。


当たり前だけど、絵莉花さんには言うつもりはない。


ホントは悠里たちにも言わなきゃいけないんたけどね。