冷愛冷涙-Reiai Reirui-


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最近の私の日課は病院内にある小さな図書室に行くこと。


その図書室には小さな子供たちがいるんだけど、その子たちに紙芝居や絵本を読み聞かせるんだ。


中には骨折して入院してるって子もいれば、私みたいな病気の子もいる。


「おねーちゃん!」


私が図書室に入ってすぐに、女の子が飛び付いてきた。


この子は園田詩(そのだうた)ちゃん。


人懐っこくて、一番始めに私に話しかけてくれた子。


「おねーちゃん!この絵本読んで」


詩ちゃんも近藤先生に診てもらってるらしい。


私と同じ病気を持ってる子。


本が好きで毎日ここに来ている。


たった4歳なのに、入院生活を強いられて。


それなのに、明るく楽しそうに生きてるんだ。


詩ちゃんは。


私は16歳なのに。


明るく楽しそうに生きることができているんだろうか。


詩ちゃんを見てると、嫌でもそう考えてしまう。