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「愛。話がある」


また冷の話だろう。


「もういいよ。悠里に何言われても関係ないから」


私が冷たく突き放すと、悠里は首を横に振った。


「違うの。この前はごめんね。愛の気持ち考えもせずに反対して。冷って人のこと悪く言って」


悠里がやけに素直に謝ってきた。


前まではあんなに愛が悪いみたいな言い方してたのに。


「…急にどうしたの？」


失礼な話だけど、裏があるんじゃないかって疑っちゃった。


「千鶴さんから電話があって。〝白石冷の話なら親である私が認めてるから悠里ちゃんはそんな愛を見守ってあげて〟って言われたの」


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