冷愛冷涙-Reiai Reirui-

あれ…?


怒んないの?


「相手の名前は?」


「白石冷っていうんだけど、あの……」


〝暴走族の総長なんだけど、反対しない?〟


そう聞きたくても、なかなか言葉が出なかった。


反対されても私は冷が好きだから、どうしようもないけど、多分悠里たちにキレたみたいにお母さんともケンカしちゃうかもしれない…。


もし反対されても落ち着いていよう。


「……暴走族の総長……なんだけど……。反対しない…?」


言いながらどんどん語尾が小さくなっていく。


「暴走族……!?まさか真面目な愛にそんな一面があったとは……。でもまぁいいんじゃない?その白石くんが愛のこと想ってくれてるんならお母さんは反対しないわ」