冷愛冷涙-Reiai Reirui-

3人の視線が、お姫様だっこされてる私に集まる。


恥ずかし…。


「別に俺が運転するし。お前バイクで来たんだろ」


大和が運転席に乗り込もうとした。


「いいから変われ。コイツを男と二人にさせれるわけねぇだろ」


「え。冷俺にまで嫉妬……?」


鈍ぶいのかな、大和って……。


「んなわけねぇだろ!コイツはさっきまで─」


「あっ!そっちか!じゃあ俺が冷のバイクで帰るわ」


「頼む」


冷の優しさに触れるたびに、ドキドキする。


嬉しくなる。


でも、それと同時に、苦しくなるんだ。


だって、私は皆のように生きられないから。


皆と同じように、暮らせないから。