冷愛冷涙-Reiai Reirui-

あの中にいるんだろーな…。


「冷は倖さんの家に泊まったんですよね?付き合ってるんじゃないんですか?何で私を狙うんですか?」


仲間を呼ばせないために、話を頑張って延ばす作戦に出てみる。


冷のことを聞かれると嬉しいのか、優越感を醸し出しながら倖さんは答えた。


「付き合う前に泊まるってこともあるでしょ??私たち、事実上付き合ってるからねぇ」


……濁されたような気がする。


冷は付き合ってるわけないって言ってたから、それを信じていいんだよね……?


「じゃあ、別に私を狙う必要ないじゃやいですか…」


くらくらして、吐き気がするというのに、必死に頭を回転させて話題をポンポン作ってく。


中3の冬、熱だしながら受験勉強に励んだ経験が今活きてるよ。