冷愛冷涙-Reiai Reirui-

─ガンッ


「その名前口にすんなっつっただろ」


湊斗が発した〝穂純〟というワードを聞き、虫酸が走った俺は、テーブルを蹴り飛ばす。


白石穂純。


思い出したくもない、最低な俺の母親。


親父の再婚相手だから血は繋がってねぇけど。


「……わりぃ」


「んで?舞蝶潰すんならいつ?」


真が瞬時に空気を変えた。


「傘下にも声かけねぇと無理だろ?同盟にも」


舞蝶は俺らより弱いとはいえ、それなりの族だ。


「なるべく早めに潰すのが一番いい。これ以上倖といたら気が狂う」