冷愛冷涙-Reiai Reirui-

私は仕方なく、練習の様子を教室の後ろの席から見ることにした。


「愛、これ本物の台本。今まで紙だったけど全部まとめたやつ」


陸が近くまで来て1冊の台本を渡してくれた。


「ありがとう」


「それ見て確認しといてくれたら助かる」


「了解です」


見てるだけなのは申し訳なかったから、やることを貰えて助かった。


もしかしたら陸はそれを配慮して台本をくれたのかもしれない。


案外優しいところがある人だから。