冷愛冷涙-Reiai Reirui-

少し急ぎ気味で教室に戻ると、意地悪姉さんたちと王子のシーンの練習をしてた。


「愛!大丈夫?」


「大丈夫だよ。ごめんね」


「そう…?」


悠里に心配かけちゃった。


「松永体調悪そうだし、今日は松永以外のシーンを完成させたらどうだ?」


担任の先生は基本口出ししない先生なんだけど、今回はさすがにそいうわけにもいかないのか、配慮してくれた。


「あ…でも大丈夫です」


「無理は良くないし、当日体調悪いままの方が困るからな」


……そうだよね…。


本番私が休むと、どうしようもなくなっちゃうんだ。


代役もいないから。


「わかりました…」


申し訳ないな…。