─ドクンっ


「う……」


心臓を鷲掴みにされたような痛みが襲ってくる。


「愛??」


「ゆ……り……助……て…」


苦しい─。


痛い─。


「愛!?」


楽しかった時間に、どうしてこうなってしまうのだろう。


神様はトコトン私を苦しめる。


「う…っ」


「愛!!」


悠里の叫び声が最後に聞こえた。


私は苦しみから解放された。