身代わりの姫



食事をしているうちに、町の人たちも家族できてくれたり、賑やかな歓談の宴になった。


「本当に行ってしまうのね、寂しくなるわ」


お酒を飲んで赤い顔のカルールが隣に来て言った。


「ええ、この町はみんな素敵な人ばかりで、楽しい3年間だったわ」


「サリはどこへ行くの?」


「………ん、お城の近くに………」


ジルを思い出しながら言った。


「そっか、やっぱりね。なんかキレイで洗練された人だもんね。

でも、結構力持ちで器用で………ちょっととろいところがあるわよね」


最後はケラケラ笑いながら言って、そばにいたリラやエド達も笑った。


「えー?そうかしら?そんなつもりはなかったのに」


「いや、時々あったな、ほら、あの時も………」

ジョーとリラが腕を組んだまま笑いながら同調した。


思い切り笑って、楽しい夜は更けていた。



町の人々が帰って行って、私達も休んだ。


明日は、朝の礼拝の後、出発する。




なかなか寝付けなかった。