お母さんの言葉に、動けなくなった。 悲しいとか、苦しいとか、そんなのを通り越した感情が胸に流れて来て、立っているのが精一杯で。 どうして“ごめん”なのか、何に対しての謝りなのか、全く分からなかった。 その先の言葉が欲しかった。 そんなあたしが、ドアを閉めようとしているお母さんに“待って”なんて言える筈が無くて。