――――――――――…☆ 「早く用意しろ」 「はぁ!?」 早朝、まだ日が昇ったばかりの部屋に現れたのは、腕を組み偉そうな蓮。 あたしは眉を寄せて蓮を唖然と見たけれど… 「早くしろよ」 どうやらいつもの如く、あたしがどんな表情をしようが、どんな事を言おうが、蓮は自分の意見を突き通したいらしく… もちろん、あたしに拒否権というものは無いらしい。