一度壊れてしまえば、残りも簡単に崩壊する。 まるで、ドミノみたいに。 将棋倒しのように押し寄せた“不”の感情は、一気にあたしを飲み込んだ。 そして、修復不可能とも言える深い傷をあたしの心に刻んだ。 …それは、何の前触れも無く。 本当に、突然だった。 「ねぇ、お父さん」 「ん?」 「お父さんさ…――――」