「………」 「だから、今日の朝担任に聞いた。お前の家族、海外に住んでるのかって。そしたら、あっさり隣街の名前が帰って来た。……何で、あんな嘘言った?」 蓮の、あの瞳から向けられる視線が痛い。 何も言えないのは、蓮の言った事が当たっているから。 家族が海外に住んでるだなんて、あの時咄嗟に浮かんだ嘘。 あたしの、バカな脳が考え出した、すぐにばれてしまうような嘘だ。