俺様野郎とパシリなあたし







涙が止まり始めたのはそれから15分くらいたった後。


「ご、めん」


おかげで鳴咽が止まらなくなるわ、目は腫れるわで最悪だ。


いつの間にか蓮の胸で泣いていたせいか、蓮のTシャツは大きな涙のシミができていて、


「ごめん」


それを指差しながら、あたしはもう一度蓮を見た。


てっきりまた、眉でも寄せてるのかと思っていたその表情は「別に気にしてねぇ」って感じで…


「何で、そんな事聞いたの?」


聞かずにはいれなかったあたしの言葉に、蓮は一瞬目を逸らした。