俺様野郎とパシリなあたし






まだモゾモゾと動く“それ”は、白い柔らかそうな毛を身に纏っていて…


「ね、ネコ…?」


「うん」


蓮の少し筋肉質な肌と共に見えたそれっぽい耳に、直感した。


と同時に、平然と言ってのける蓮に、殴りたくなる。


「あんたはバカですか!?」


…と言うか、殴ってしまった。


その衝撃でセットしていた髪の毛は崩れ、クシャッとなってしまう。


…けど、こんな姿になっても見た目だけはカッコイイのだから、本当世の中不公平だ。