その時、不意に手の裏に落ちた冷たい雫。 ハッとして頬を触ると、涙でたっぷり濡れていた。 「また、あの夢…」 あたしは布団から出ると、顔を洗うために洗面所へと足を進めた。 顔を洗い終え、タオルで水を拭き取りながらリビングへと移動する。 できるだけ足音をたてないように歩いていると、リビングの椅子に、誰かが座っていた。