窓の外を眺めると、着飾った女の子達が、自分を売り込んでいた。 「はぁ…何であたしが出なきゃいけないの?」 思わず出たため息も、自分で気がつかないうちに出てしまう。 「目、つぶって」と言われ、指示どおりに目を閉じた。 「しょうがないでしょ?明菜がうちのクラスの代表なんだから」 ……と、言われましても。 あたしは納得できなくて頬を膨らませた。