私の中の琉偉のイメージが崩れていく


まあそれでも可愛いんだけど

私ってそうとうなブラコンかも知れない


でもしょうがないじゃないたった1人の家族なんだから



光「琉偉はなんで突然姉ちゃん連れてきたんだ?」


光輝のその発言にドキッとした。


私が元姫ってことったら嫌われたりしないかな…



変なの。さっきまで心はぐちゃぐちゃで


嫌われようがどうでもいいって


人を殴りまくっていたはずなのに


琉偉と再開して壊れた心が少しずつ戻っていく



傷は癒えたわけではないけど


それでも安定してきたのはたしかだった。


嫌われたくないと思うのがその証拠。



だからこそ。話したくない。


琉偉を見ると頷いてくれる。



きっと大丈夫って意味だ。こいつらなら大丈夫だって



すごいね。あなたたちはこんなにも琉偉に信頼されているんだ。



あなたたちの間にはすごく深い絆があるんだね



少し羨ましいなと思ったり…



琉「姉ちゃん…」


なかなかしゃべらない私を心配してか琉偉が声をかけてきた。


大丈夫だよ。琉偉が信頼している人なら大丈夫。そんな気がする。



「私は…」