「はい…
助けてくれてありがとうございます」
?「いえいえ当然のことをしたまでだよ」
「あの、ところであなたは…」
「ああ、僕?僕は黒百合に所属している琉偉(るい)っていうんだ」
あの黒百合!?そりゃ強いはずだよね。
それより琉偉か…
琉偉。私の弟と同じ名前。
琉「君は?」
「私は優愛といいます。」
琉「…優愛ちゃんさ、名字おしえてくれるかな?」
名字?どおしてだろ。
「藤原です。藤原優愛。」
そう名乗った瞬間琉偉が抱きついてきた。
琉「やっと見つけた…」
私は何が何だかわからなかった。
琉偉とは今日はじめてあったはずだよね!?
「琉偉?見つけたってどういう…」
琉「僕の本名は藤原琉偉。優愛ちゃんの…お姉ちゃんの弟だ。」
…え?弟!?琉偉があの琉偉!?
「ほんとに琉偉なの?だってあなたは…」
家を出ていったっきり行方がわからなくなったじゃないと言おうとしたら
琉「確かに僕はあの時父さんと母さんと過したあの家にいることがつらくて家を飛び出した。」
でも…と琉偉は続ける。
琉「心の整理がついたら戻るつもりだったんだ。」
「だったらどうして…」
そう。私は1年間いつでも琉偉が帰ってきてもいいようにあの家で待ってた。
けれどお父さんとお母さんの命日。
近所の同情の目とかそんなのが嫌になって私は引っ越したんだ。
琉「心の整理が全然つかなくて。荒れて喧嘩ばかりしていたときに黒百合に拾われたんだ。黒百合にいるとさ、だんだんと心が落ち着いてきて帰ろうと思った時にはもう1年間以上たっていた。」
それで私がもう引っ越していていなかったっことか。
「帰ってこなかった理由は分かったけど琉偉はその後ずっと黒百合にいたの?」
琉「うん。黒百合にいたらいろいろな所にいけるからさ姉ちゃんも探せると思って。今日会えてほんとうによかった!」
「そう…。私よかった。琉偉にあえて」
琉偉。可愛い可愛い私の弟。たった1人の家族。幸せそうでよかった。
琉「姉ちゃんはなにしてたの?それになんでこんな時間にこんな所にいたんだよ」
「私は…。」
言ってもいいんだろうか。暴走族に入っていたなんて。追い出されたなんて。
「私は普通に学校いって普通に過ごしてたよ。今日はどうしても買いたい物があったの。」
そういって笑顔をつくる。
琉「姉ちゃんそれ嘘だろ。」
