『私、前から結々花ちゃんに虐められてたの!』


『だから、結々花ちゃんの仕業か怖くて…』


『でも、これ以上耐えきれないからっ…』


泣きながらそう言う彼女は


細かく震えていた。


演技かとも一瞬疑った。


しかし俺が悪かった。


この震えは演技では出来ない。


『マジかよ』


『あいつ、ふざけんなっ』


『最悪だろっ』


拳を握りしめながら


後悔をする副総長と幹部達。


でも、俺は思った。


「なぁ。お前ら。」


「なんで、結々花が柚希の事虐めたと思う?」