ただ一つの言葉が欲しかったのに。 『 』 まさかその一言が本気だったなんて。 『 』 まさか貴方を傷つけたのが 私の心ない一言だったなんて。 『 だ い き ら い 。 』 ―…ごめんなさい。 だって知らなかったの。 あんな大勢のただ一人なんて 気付く筈がないでしょう? 自分なんて。 ~第2章 前編~