改めて、11月。冬も近づき、いよいよ本格的に冷え込んできた、と思った。 実は朝、布団から出ようとした時、はじめてそれに気づいた。 怠い体を起こし、天井へと向かって伸びをする。 久しぶりに動かされた体は少し心地好い痺れ流し、ほぐれていった。 そして、のっそりと身支度を始める。 さあ、今日も変わらない一日が始まる、のかもしれない。 ~第3章*第5話~ 準備期間