きみの好きなところを数えたら朝になった。



私はあの時悟ったんだ。

西崎と離れなければ、この不確かなものが恋に変わってしまうと。


もしかしたら、もうそう思った時点で芽生えていたのかもしれない。

あの時、お前が彼女なんて想像できないって言われてチクリとして。

笑えない冗談なら言わなくても良かったものの、笑えないと分かってて私なんてどう?と言ったのはきっと、なにか西崎との関係を壊したかったのだ。


お前ら毎日一緒にいて付き合ってんじゃねーのって、周りのアホな男子がからかってきた時も。

そんなわけないだろ、と否定する西崎を見ながら、本当はどこかで私と同じ気持ちを持ってるんじゃないかって。

否定はしてるけどキッカケがないだけで、ちょっとハプニングがあれば、幼なじみ以上の関係になったって不思議じゃないんじゃないのって、そう思ってた。


だから私は期待した。

中学1年のあの冬に。