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「え?彼氏!?」
週明けの月曜日。クラスメイトたちの騒がしさに負けないくらいの大声が出てしまった。
「うん。なんか成り行きで付き合うことになった」
それは朝一番でせっちゃんが「おはよう。ってか彼氏できた」なんて平然と言うからまだ驚きが隠せない。
「成り行きとか大丈夫なの?」
「うーん。でも何回か遊んだことあるし悪い人じゃないよ。ちゃんと働いてるし、付き合ってみようかなって」
どうやらせっちゃんの彼氏は年上らしい。
写メを見せてもらったら普通に真面目そうな人で、人相から良い人オーラが漂っていた。まあ、せっちゃんがダメな男に引っ掛かるわけがないし、そこは心配してないんだけど。
「そっか。おめでとう。せっちゃんもリア充かあ」と私は椅子にうなだれた。
「なに?私に彼氏ができて寂しいのー?」
「うん。だって私と遊んでくれなくなったらイヤだもん」
「はは、遊ぶよ!ってか彼氏社会人だし、会える時間は限られてるから今までと変わらないよ!」
ちょっと拗ねてみたけど、せっちゃんに彼氏ができて本当は嬉しい。
だってせっちゃん以上に性格がよくて可愛い人はいないもん。私が男だったら絶対に付き合いたい!



