きみの好きなところを数えたら朝になった。



まだ13時だし、家に帰っても暇だからひとりで買い物にでも行こうかな。

とりあえずスタバで飲み物を買ってそれから雑貨屋にも……。


「澪ちゃん?」

と、その時。誰かに声をかけられた。振り返るとそこには須藤先輩がいた。


「偶然だね。ひとり?」

「本当はせっちゃんと約束してたんですけど流れちゃったのでひとりで買い物でもしようかと」

先輩は手に茶色い紙袋を持っていて、この袋はいつも行く駅前の本屋のものだ。


「じゃあ、その買い物。俺も一緒に行っていい?」

先輩も他に買いたいものがあるからとせっちゃんの代わりに一緒に街をぶらぶらすることになった。

予定どおりスタバで飲み物を買って、そのあとは可愛い小物が売ってる雑貨屋へ。

ゴールドのキラキラとしたかんざしを見つけて、ヘアアレンジの紙を見つめていると先輩が近くにきた。


「そういえば澪ちゃんって髪の毛いつも下ろしてるよね」

「アップにすると似合わないんですよね。顔が丸いのもコンプレックスなので」

「うーん。ちょっとそれ貸して」

先輩は私が持っていたかんざしを手に取って、
ヘアアレンジのやり方を見ながら私の髪の毛に触る。

そしてあっという間にくるくると可愛いおだんごが完成してしまった。