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「え?ごめん。ちょっと意味わかんない」
2年3組の教室は他のクラスに比べれば落ち着きはあるものの、やっぱりホームルームが始まる前のこの時間はガヤガヤと騒がしくなる。
「だから西崎が……西崎が昨日うちに泊まった」
周りに聞こえない声で私は口ごもる。
「マジで?どういう展開!?」
目を見開いて興味津々のこの子は親友のせっちゃん。ちなみに名前は瀬山ゆか。
せっちゃんとは中学から一緒で、たしか中学2年の長距離マラソンがきっかけで仲良くなって、それからは唯一私が心を許しまくっている存在でもある。
「いや、知らないよ。家が火事になって住めなくなったからっていきなりうちに来た」
「火事とかヤバくない?西崎全然元気そうだったけど」
「超元気だよ。それで私は超迷惑してる」
はあ、と深いため息をついて私は頬杖をついた。



