きみの好きなところを数えたら朝になった。



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次の日。私はいつもどおりの時間に起きて朝ごはんの支度をはじめる。私はパン派だけどお父さんと西崎がご飯派だから今日もメニューはご飯と目玉焼きとウインナー。


「今日は夕方から雨だって。柊也くんと澪も傘を忘れずに持っていったほうがいいよ」

お父さんが天気予報を見ながら言う。


……雨かあ。そういえばビニール傘1本ダメにしちゃったから西崎のぶんあるかな。最悪コンビニで買わないと2本ないかも。


「つーかさ、なんか今日俺のウインナー多くね?」

「え?」

みんな均等に配分したつもりなのに確かに西崎のウインナーが多い。お父さんは「本当だ。ラッキーだね」なんてのほほんとしていて西崎は「まあ、ウインナー好きだからいいけど」と残さずに食べた。


意識して多くしたつもりないけど、なんだか昨日の光景が頭から離れなくて。

もし、私の予想が当たっていたら西崎が可哀想すぎるから、同情の気持ちを無意識に込めてしまったのかもしれない。