「先輩、甘えるってなんですか?」

こんな感じでふざけ合えるのが何となく楽しい。




これだったら受付も退屈じゃないな。




クラスの中もだんだん静かになってきて、そろそろ準備終わったのかな?




ガラッと扉を開けて委員長が出てきた。




「準備OK!!みんな頼むよー。」





「「「「「はーーい!!」」」」」




「ってことで受付お願いねー!」




「「りょーかい。」」




委員長が最後に中に入ったところでまた放送がなった。




「ただ今からー、文化祭を始めまーす。各クラスオープンしてくださーい。」





聞き覚えのある声。




「鳳駕だ。」





つぶやくと隣にいた透里君が「誰?」と聞いてきた。





「幼なじみ。で、先輩。」




「へー。そーなんだ。あっ、もしかしてあの人気の先輩?何でもできるって噂の。」





「多分、その人。」





「へぇー。凄い人と幼なじみなんだな。」





「・・・・・そうかもね。」




そんなことを話していると、続々とお客さんが来た。





中に入るとずっと悲鳴が鳴り響く。





これは、脅かしてる方が楽しいだろうな。