「先輩、甘えるってなんですか?」

夕方まできっちりやって、終わろうとした頃に実乃里が帰ってきた。



「ただいまー!あー!楽しかった!!」




「二人のこと見ててくれてありがとう。でも明日はちゃんとやってね?」




「はいはい。分かってまーす。」




「じゃあ、また明日続きからな。」




「うん。分かった。じゃあ、私帰るね。」




「また明日ね、沙代。」




「また明日な。」




「うん。明日ね!」




それだけ言って実乃里の部屋から出た。




家に戻ると千裕と公が仲良く遊んでいた。




実乃里と遊んだのにまだ元気だな。




「ただいまー。」



「あっ、お姉ちゃん!!おかえりー!!あのね、実乃里と遊んでたのー!」




「そっか。今からご飯作るね。」




「うん。私も手伝う!!」




そう言って千裕が私のところへ来た。




公はテレビのアニメに夢中になってる。




「今日何作るの?」




「今日はカレーだよ。甘いやつ。」




「本当!?千裕カレー大好きっ!!」