どことなく速斗の顔が青ざめているような気がするのは気のせいだろうか



「アイツかなりめんどくさがりだから、こういう仕事やらされるとすげぇ怒るんだよ…」



『ふーん?』



「それで、後々自分の仕事を俺にやらせるからなるべく早く行って仕事しなきゃいけねぇから…」



だから急いでたわけね



「着いたぞ」



『ありがと』



それだけ言って車から降りる



さて、私は久しぶりに教室にでも行こうかな?



この時の私はまだなにも知らなかった



今日来た転校生が誰でその子がきっかけで記憶が戻ることになるなんて…