「でも、もう大丈夫です。ちゃんと出来ますから」 「あ、ああ……」 「いろいろありがとうございました。もう帰ります」 諏訪さんのお陰かはどうかは分からないけど、何だかいろいろスッキリしたような気がした。 もう一度頭を下げると、私は諏訪さんのマンションを後にした。 ◇