〇〇神社と書かれた石碑を通り越し、



一番入口に近い鳥居をくぐる。



なれた足取りで、沢山の鳥居の間をくぐり、
一番奥の本社を目指す。



社にたどり着くと、木でできた賽銭箱の後ろ側に座り、スケッチブックに絵を書く。



これが私の、毎日の楽しみだ。


社の上からの眺めはとてもいい。



自分が通って来た道に転々と建っている鳥居が連なって見え、

木々の隙間から差し込む弱い光が柔らかく地に差し込む。



この風景を私はスケッチブックに毎日書く。




少しずつ少しずつ、日に日に仕上げていくのが私にとって、一番と言っていいほど、有意義な時間なのだ。



こんな一時の時間を誰かに潰されるのは、
いくら私でも、あまりいい気はしないのである。