「ただいま」 大きな家に響き渡る私の声。 そして、他に聞こえるのは母親の喘ぎ声。 玄関で靴を脱ぎ捨て、綺麗に揃えられた革靴を横目に私は自分の部屋がある二階へ急ぐ。 「あぁん・・・そこぉ・・・もっと激しくしてぇ!!」 聞きたくない。 「あっ・・・あぁっ!奥に・・・奥にちょうだい・・・!」 聞きたくない。 「あっイ、イクっ・・・イッっちゃうっ・・・!」 ───聞きたくない!