「りん…鈴音!」
ハッとして紗奈を見ると心配そうな顔で私を見ていた。
「…大丈夫?」
完全に思い出して悲しくなっていた。
「ありがとう、紗奈。大丈夫だよ。…連夜が待ってるから図書館にいくね。」
心配そうに私を見ている紗奈を置いて私は、図書館に向かった。
「連夜、ごめんね。遅くなっちゃった!」
急いで図書館に行くと不機嫌な連夜が待っていた。
「…やーだ!」
…すねちゃった(笑)
みんなの前ではクールなことが多いのに、2人きりだと甘えてくる連夜を嫌いになんてなれるわけがなかった。
私に甘えてくれるのに、私にも甘えさせてくれる連夜が大好きだ。



