私は今の今まで、いつでも誰にでも自称「吹奏楽部」と名乗ってきました。

吹奏楽部の部員数は私を含め、1名です。

顧問の教師すらも居ません。

たった一人です。

その様なものを「部」などと呼んで良いものなのか、という誰に対してか、心苦しい部分がありました。

しかし、活動日数は週に6日です。

休日は日曜日のみ、なのです。

1日怠ると、3日分衰えると言います。

とにもかくにも、私は必死に練習を続けているのでした。

しかし、それでもこの「吹奏楽部」は、正式なものではないのです。

それならば、勧誘して、人を集めれば良いだけのことではないか、そうおっしゃる方も確かに幾人か、いらっしゃいました。

もちろん私も、何もせず、今に至るわけではございません。

たくさんの方々にお声掛けをしましたが、それはもう全滅でした。

それで、今のこの様(ざま)なのです。

もちろん、時期が来れば、他の部に紛れて勧誘もいたします。

現在、たった一人で居るからといって、別に人を呼ぶことを諦めているということでもないのです。

そして、欠点が私にあるということも知っています。

確信はありませんが、きっと私には協調性がないのでしょう。

それには、思い当たる節がいくつかあります。