「どうしよう!!!」
あたしは部屋の中でウロウロウロウロと落ち着かず歩き回っていた。
かすみと電話で話しながら。
『普通にしてりゃいいでしょー』
「だって!初めてだもん!」
『え?そうなの?』
かすみが本当に驚いた声を出してる。
「……うん」
『あら、織田ったら案外手が早くないのね』
かすみの言葉にかぁっと顔が赤くなっていくのがわかる。
今日は悠貴が遠征に行く前、最後に会える日。
〝誰もいないから俺の家でデートしよう〟
昨日悠貴からきたLINEで心臓が飛び出るかと思った。
デートは何回もしてた。
でも、密室でのデートは初めてで。
……てことは、そういうこともあるかもしれないわけで。
ヒロとはキス止まりだった。
付き合うのが初めてだったあたしに合わせてくれていたんだよね。
よく我慢してたな、なんて今では思ってる。
「ヒロはそういうとこ優しいの……」
あたしは部屋の中でウロウロウロウロと落ち着かず歩き回っていた。
かすみと電話で話しながら。
『普通にしてりゃいいでしょー』
「だって!初めてだもん!」
『え?そうなの?』
かすみが本当に驚いた声を出してる。
「……うん」
『あら、織田ったら案外手が早くないのね』
かすみの言葉にかぁっと顔が赤くなっていくのがわかる。
今日は悠貴が遠征に行く前、最後に会える日。
〝誰もいないから俺の家でデートしよう〟
昨日悠貴からきたLINEで心臓が飛び出るかと思った。
デートは何回もしてた。
でも、密室でのデートは初めてで。
……てことは、そういうこともあるかもしれないわけで。
ヒロとはキス止まりだった。
付き合うのが初めてだったあたしに合わせてくれていたんだよね。
よく我慢してたな、なんて今では思ってる。
「ヒロはそういうとこ優しいの……」