私と結婚してください。




頼くんはさっそくご自宅へ連絡していて、それまでに予習をしておこう!と伊織くんが言うので、私たちは理数科の図書室へと向かった。

なんか、頼くんのあのケガから外へ行くこと本当なくなったな、この人たち…


「…すっごい目立つ」

「まぁ気にすんな」


滅多に理数科なんかこないから、めちゃくちゃ見られてる。

まぁ仕方ないんだけどさ。


「あ、あったあった。
これじゃない?パーティーのマナー」


そういって、竜司くんは一冊の本を手に取った。


「あぁ、そうだな。
あと言葉の本とかもあった方が無難かもな」

「そうだね。
やたらと難しい言葉つかってくるやつもいるから、希依ちゃんついていけなくなるかもだし」

「あと女性作法も!
希依ちゃんガサツだから!」


…もう、本当伊織くんも人のこと言えないけどな…
いつだか美術で絵具やったとき制服絵具だらけにしたの誰だよ…


「はいはい、こんなもんしょ」


竜司くんが手に取ったのは全部で5冊。
これを全部読むかと思うと気が引けるわ…


「…ってか、今日めぐはどうしたの」


私の唯一のオアシスよ…


「めぐちゃんなら今日はバスケ部の子と集まるって急いで支度して出かけてったよ」

「うわ、まじか」

「どうせいても役に立たないしーって」


…ま、めぐらしいか
めぐってそういうとこあるし。


「それになんかバスケやりたいって言ってたし、受験もないからバスケ部に顔出してきていいかこの前聞かれたし。
だからたぶんバスケ部行ってバスケやってんじゃない?」

「あ、そうだね。
絶対それだよ。めぐはバスケ命だから」


昔からそう。
だから仲いいのに一緒に遊ぶことって全然なかったし。