いつか君を諦めるために



「小春ちゃんって呼ぶな!!」



いつの間にか自分の横を走っている隣の幼馴染を
軽く殴る。



イタタと言いながらも笑う幼馴染、瞬の長い前髪が
風で揺れる。



胸がきゅうっと鳴った。