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七曲りは有名なドライブコースらしく駐車場に入ってくる車は後をたたない。
私達は海の見える席へ腰かけると、店員さんから受け取ったアイスを一口食べてホッと息をついた。
「ねえ、虹が出たら何願う?」
花菜は私と理沙を交互に見て、ニコニコと笑った。
そんな花菜の言葉に、理沙が少し視線を落とした。
「私は……早く次の恋が訪れますようにって…」
「理沙……」
理沙が体育の江口先生を好きなのは聞いていた。
その江口先生が、来月結婚する。
相手は確か……大学時代の同級生だとか。
「……叶うよ絶対。理沙は女子力高いし、優しいし」
花菜が理沙の頭にポンポンと優しく触れた。
「ありがと、花菜。それで……花菜は?」
私と理沙が見つめる中、花菜は一瞬唇を引き結んだ。
その眼は私達からそらされ、遥か彼方を見つめている。
「花菜……?」
「私は……悠くんが早く立ち直れますようにって」
七曲りは有名なドライブコースらしく駐車場に入ってくる車は後をたたない。
私達は海の見える席へ腰かけると、店員さんから受け取ったアイスを一口食べてホッと息をついた。
「ねえ、虹が出たら何願う?」
花菜は私と理沙を交互に見て、ニコニコと笑った。
そんな花菜の言葉に、理沙が少し視線を落とした。
「私は……早く次の恋が訪れますようにって…」
「理沙……」
理沙が体育の江口先生を好きなのは聞いていた。
その江口先生が、来月結婚する。
相手は確か……大学時代の同級生だとか。
「……叶うよ絶対。理沙は女子力高いし、優しいし」
花菜が理沙の頭にポンポンと優しく触れた。
「ありがと、花菜。それで……花菜は?」
私と理沙が見つめる中、花菜は一瞬唇を引き結んだ。
その眼は私達からそらされ、遥か彼方を見つめている。
「花菜……?」
「私は……悠くんが早く立ち直れますようにって」


