「あ、星鎖ちゃんはここにいて。」 「…え。」 「マサト、行って。」 私はここに残らなければならないらしい。 初めて来て何かやらかしてしまったのだろうか。店に危害を加えたつもりは微塵もないつもりなのだが。 姉がマサトさんに連れて行かれ数分。 気づけば私以外の客は居ないようだった。 「なんで、私だけ。」 私の周りには、シャンパンコール同様大勢のホスト達が立っていて、まるで私を逃さないように取り囲んでいるようだった。