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「さーくん…。」
「ん?どした月美ちゃん。」
「も…ねむ…。」
あれから姉は何本もボトルを頼み、自分も飲んで酔いつぶれてしまった。
朔真さんに縋りつき、眠い眠いと首を揺らしている姉の姿はどこから見ても幼い子供のようだ。
「月美ちゃん?おーい。って、もう寝たのか。おいマサト、家まで送ってけ。」
「りょーかいっす。」
「私が連れて帰ります。すみません姉が迷惑かけて。」
姉をこのまま帰らせてはだめだ。
酔いつぶれた状態で誰かに襲われてはたまったもんじゃないし、他の人にも迷惑がかかる。
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