「こちらこそ、姉がお世話になっているようで。」
「ははっ、お姉さんと違って落ち着いた子だねー。」
「なにそれ!私が落ち着いて無いみたいやん!」
「はいはい悪かったってば。」
確かに今の姉は落ち着きがない。
が、そんな今の姉がこんな男性を好むとは意外だ。
一方、マサトさんは黒に近い茶髪で顔立ちも整っているしかなり性格も明るそうだ。
新人のようだがすぐにナンバーワンとやらになれるのではないだろうか。
「俺、星鎖さんのことも聞きたいな!」
しかしまぁマサトさんは好奇心が旺盛なようだ。先程からかなりグイグイきている。
「月美の妹の星鎖です。今年20歳になったばかりで無理矢理姉に連れてこられました。」
「20歳なの!?俺も俺も!!一緒だね!」
「そ、そうなんですか…。」
「やっぱ2人とも話合うっぽいやん!
良かったなぁ星鎖〜。」
全くよろしくない。

