大好きです。先輩!

―――――――放課後――――――――――

はぁ。

きてしまった。

放課後が。

「じゃあ、ちょっと行ってくるね。」

「いってら~。」

のんきにそう言ったけど、嫌だった。

華奈も先輩のことが好きなのか。

はっ、よかったじゃん!

私は、先輩が幸せになることを望んでいたんだ。

先輩が幸せならそれでいい。

そう思っていたんだ。

「秋奈ちゃん?どうして泣いているの?」

えっ?