たとえ、どんなに好きだったとしても。

私は、先輩を応援したいと思ってる。

自分の恋が叶わなくても、先輩が幸せならそれでいい。


――――――――数時間後―――――――――

「秋奈、ここをこうして、こうしたら出来って何度も言ってんだろ。」

「ごめんなさい~。」

「はぁ。……、秋奈、あのさぁ俺、華奈ちゃんに告ろうと思ってんだけど。」

「えっ!?」

う、そ?

やだよ。

でも、先輩がそうしたいなら……。

「だったら、応援するよ。」

応援するしかないじゃん。