「秋奈、おはよ。」

「先輩!おはようございます。」

この先輩が私の好きな人。

そして……、

「秋奈、おはよ~。あっ、先輩もおはようございます。」

「あっ、お、おはよう!華奈ちゃん。」

そして、私の親友の瑞乃 華奈が、先輩の好きな人。

だから、私の恋は叶わない。

「秋奈、ちゃんと宿題やってきたか?」

「やってるよ!」

「今日、チェックするからな。」

「お手柔らかに~。」

「おい。」

でも、先輩といるだけで楽しいから。

どうせ、告ったとしても振られるだけ。

だから、この気持ちを隠して生きてくの。