頭を撫でると思った以上にフワフワで、このままずっと触っていたい衝動に襲われるぐらい。
「俺も飼い猫だと思ったんだけど、ずっと俺の傍から離れないし屋根伝いにこうして2階まで来ちゃうしさ。そんなに俺のことが好きなのかなあ?」
「なんか美味しそうなものでも持ってると思われたんじゃないの?」
そう思ってついてきたなら可哀想だな。
猫にあげられるようなものはないし、そもそも子猫になにをあげたらいいのか分からないし。
もっと動物の知識があって、もっと豪華な家に行けばなにか食べものでも貰えたかもしれないのに。
「エメラルドはお腹が空いてるのかな」
「え?ちょっと待って」
緑斗が流れるように言うから聞き逃してしまいそうだったけどなに?今エメラルドって言った?
「うん。だってほら、瞳が緑色」



